年間行事
茨城県の取手 八坂神社の例大祭は8月1日~3日に行われ、3日の夜が一番賑やかです。
「関東三大御神輿」と呼ばれる勇壮な大御神輿の渡御や底抜け山車、神楽ばやしなど伝統的な祭例です。
また、初詣、10月下旬~11月上旬の七五三祝祭などは特に参拝者の多いお祭りです。
1月
新年祭 1月1日
社殿におけるお祓いと共に新年のお詣りが始まります。
大晦日の夜、かがり火が焚かれ、参拝者に甘酒が振る舞われます。
2月
節分祭 2月3日
長い冬から解放され、温かい春到来の季節の変わり目に一陽来復を祈り、悪しきを祓う行事として行われる節分の日の夜に行われます。
節分祭は、追儺の祈祷の後、氏子、年男等による豆まきが行われます。
3月
初午祭 旧初牛の日
境内にある稲荷神社に参拝する氏子崇敬者は、赤飯、油揚などのお供え物を献上して、五穀の守護神である御祭神倉稲魂神(ウカノミタマノカミ)に商売繁昌のご加護をお祈りします。
4月
春祭り(祈年祭・オビシャ) 4月中旬
取手 八坂神社では、春先に氏子地区の無病息災と五穀豊穣を祈願する春祭りが行われます。特異な神事として古来より、赤青の鬼面を作成し、社殿での祈祷の後、氏子総代等が竹で 作った矢を射る行事を行います。
取手市周辺の神社では春先に「オビシャ」と言われるお祭りが行われますが、当神社の春祭りがこれに当ります。オビシャとは、元々「歩射(ブシャ)=歩きながら射る」が訛ったものであると考えられます。
当神社では、的に赤青の鬼面を描いて射ますが、的の絵も様々で、他社では害鳥とされるカラスであったり、墨で描かれた鬼面であったり、渦巻であったりします。
6月
夏越の大祓・茅の輪くぐり神事 6月30日
大祓とは、人が日々の生活の中で知らず知らずの内に犯した罪や心身の穢れをお祓いし、無病息災を祈願する日本古来の神事です。年に2度おこなわれ、6月の大祓は「夏越の祓」とも呼ばれ、身についた半年間の穢れを人形に移し、また茅の輪をくぐる等をして祓い清めます。
8月
八坂神社例大祭 8月1日~3日
八坂神社最大の祭礼で、取手市内はもとより近隣にも稀な大きなお祭りです。
祭礼は毎年8月1日、2日、3日に行われます。大勢の若者に担ぎあげられる大御神輿は一見の価値があります。
1日及び3日の日中は各町内の子供御神輿、山車が繰り出されますが、夕刻には宮御神輿の渡御が行われ、大通りが歩行者天国となり、御神輿の渡御(とぎょ)と夜店を楽しむ人々など、数万人の人出でにぎわいます。祭礼期間中、上町御仮屋では、奉納神楽も斎行されます。
10月
秋祭り 10月第2日曜日
祭典委員長はじめ三ヶ町祭典役員が拝殿に参集して、春祭りの五穀豊穣を祈願したのに対して、取入れの収穫を喜び御礼申し上げ、穀物を神前に供えて感謝の意を表すお祭りです。
この際、八坂神社氏子並びに崇敬者を初めとして、国家の安泰と、国民の安全をも祈願します。
10月・11月
七五三祝祭 10月下旬~11月下旬
かつては、男女とも三歳児『髪置き(かみおき)』、男児五歳の『袴着(はかまぎ)』、女児七歳児の『帯解き(おびとき)』をいい、『髪置き』とは男女ともこの日を境に髪を伸ばし始める祝い、『袴着』とは初めて袴を着ける祝い、『帯解き』とは着物の着付け紐を取り去り、帯に替える祝いの儀式でした。
現在の七五三は、誕生から幼児期までを無事に成長したことを感謝して氏神さまに参詣し、今後の無事を祈願する儀礼となっています。
12月
年越しの大祓 12月31日
年に2度おこなわれる大祓の内、年越し前におこなう大祓です。12月の大祓は「年越(としこし)の祓」とも呼ばれ、身についた半年間の穢れを人形に移して祓い、また新たな年を迎えるために心身を清める神事です。