当社の例大祭で御神輿渡御の露払いとして巡行される四神(※1)が綺麗に修復されました。

修復にあたられたのは、当社の祭典委員長飯田様を始めとする有志の皆様方です。天保11年(1840年)からの非常に古いもので、古い塗装を剥がし、破損欠落した部位は再生、パテで形成し、ヤスリをかけて綺麗に整えたうえで塗装されたものです。

併せて御神輿の屋根の塗装等修復もしていただきました。当社の御神輿は、文政9年(1826)の作です。作者は不明ですが、屋根の軒が中心から扇状に広がる扇垂木(おおぎだるき)といった美しい曲線の意匠が施されています。

修復に尽力された方々に心より御礼を申し上げます。

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※1
四神とは、東を守護する青龍(セイリュウ)、南を守護する朱雀(スザク)、 西を守護する白虎(ビャッコ)、北を守護する玄武(ゲンブ)の方位をつかさどる神のことをさします。