新年まで残り一ヶ月をきりました。
新年を迎えるにあたり、お歳暮、大掃除、お年賀、おせち等やることが多々ありますが御神札の交換も大事な一つです。
当神社では、新年を清々しい気持ちで迎えていただくために必要な、『御神札(おふだ)』のセットを頒布しております。(御札や幣束、晦日祓いのみでの頒布もしております)
現在、コロナ禍でありますので、年末年始に捉われず、お早めにお受けください。
内容は以下の通りになります。
〇神宮大麻(天照皇大神宮):じんぐうたいま(てんしょうこうたいじんぐう)
※『おいせさま』『あまてらすさま』『だいじんぐうさま』など呼び方は様々です。
神棚におまつりするおふだです。神宮大麻とは、私たち日本人の総氏神さまである、伊勢神宮のお札です。
神棚の扉が三つの場合は中央、一つの場合は一番手前におまつりください。
〇防火盗難除け神札:ぼうかとうなんよけしんさつ
※『ひぶせ』『こうじんさま』とも呼ばれます。
主にお台所おまつりするお札です。防火、どろぼう除けのご利益があります。
『荒神様(こうじんさま)』とは火の神様のことです。
〇晦日祓い:みそかばらい
※『みそかっぱらい』とも呼ばれます。
当神社では以下のものを総じて 、『晦日祓い』と呼んでいます。
左から戸守、小祓いです。
戸守さまは二種類あります。
小さい御札(御守護)は玄関の内側に貼っておまつりいただきます。
細長い御札(豊岩間戸神・櫛岩間戸神)は玄関やお勝手口または気になる窓辺の内側に貼っておまつりいただきます。
小祓いは大晦日に家主が神棚、家の隅々、家族という順にお祓いし、後に門外の角に突き立てます。
立てる場所がない場合は神社にお持ちいただければ、お預かりいたします。
〇幣束:へいそく・・・三体
※『ごへい』とも呼ばれます。
幣束は元々神様に捧げる供え物の一種で、後に神の依代あるいは御神体として、あるいは祓串のように参拝者に対する祓具として用いるようになりました。
〈幣束のまつり方〉
神棚:二体
三社造りの場合は、両左右の扉の中に納めます(御札と重なって構いません)。もし入らなければ神棚の前に左右一体ずつ立てます。
一社造りの場合は、神棚の前に左右一体ずつ立てます。
台所:一体
防火盗難除け神札の前に立てます(荒神様用の神棚があれば御札と一緒に納めます)。
〇紙垂:しで
※『はっちょうじめ』とも呼ばれます。
注連縄(しめなわ。七五三縄とも書く)につける雷型の紙。俗界と神界を分けるおしるしです。
以上のものが一組になっております。
※八坂神社の御札(八坂大麻)は別途お求めいただいております。
〇御札のまつり方
神棚があるご家庭は次の図のようにおまつりしていただければ結構です。
神棚の向きは、神棚とお札の正面が 南か東に向くようにおまつりください。
〇もし、神棚がない場合
御神札には神様の力が宿っていますから、綺麗で粗末にならない所に安置して頂ければ神棚で無くても結構です。その御神札を安置する際に、綺麗な白布や和紙などを敷くと尚一層良いでしょう。また、御神札は尊い物ですから、床には置かず、床の間や棚やタンスの上など足蹴にされず、敬意をはらえる場所に安置して下さい。
※喪中が気になる方はこちら(服忌、忌服、喪中)をご覧ください。