安産祈願の方の質問の多くは腹帯について。
そこで腹帯についてご説明申上げます。
総鎮守 八坂神社では、安産祈願の方の腹帯も一緒にお祓いをしております。
『腹帯』は『岩田帯』ともいい、昔ながらのサラシタイプのもの、
マジックテープなどでサイズ調整のできるガードルタイプのもの、
腹巻のように筒状のもの、など色々種類があるようです。
どのようなものでもお祓いする事ができますので、祈願をお受けの方はお持ち下さい。
この昔ながらの腹帯は、一本の長いサラシのものですが、
どのように巻いたらいいのか、という質問が一番多いです。
そこで正しい巻き方を紹介いたします。
さらしの端の部分を内側につけて、
包帯を巻くようにして、まずは1周します。
一番端の巻き始めの部分を中に折り込んで、
2周目を巻いていきます。
からだの正面か脇、どちらかやりやすいところで、
さらしを上に折り曲げて、さらに腰に回します。
最初に折り曲げた位置に戻ったら、
また同じようにして、さらしを上に折り曲げます。
これを繰り返して、下から上にどんどん巻いていきます。
さらしが最後まで巻けたら、巻き終わり部分を中に折り込みます。
腹帯には、大きくなったおなかや不安定になりがちな骨盤を支えるたり、
大きくなったおなかが動かないように固定されて楽になり、
腹帯をつけることで、からだのバランスがうまく取れて、
おなかの赤ちゃんへの衝撃をやわらげる等の効果があります。
また、おなかの冷えを予防できるたりと、ただの昔ながらの慣わしではなく、
色々な意味合いがあるようです。
ぜひ、腹帯を身に着けて無事の安産にての出産をお祈り申上げます。